このサイトを見ながらコミュニティサイトでの評判づくりについて考えていました。

thesixtyoneは、ミュージシャン、リスナー双方向のコミュニティサイトです。ミュージシャンが各ジャンルに曲を登録します。各画面にプレイリストがあり、再生を始めると、サイト内の他のページに移動しても、プレイリストを聴き続けられるようになっています。リスナーは、他のことをしながら次々に音楽を聴けるので便利です。

ポイントとレベル
このサイトでは、ログインして音楽を聴いたりすると、リスナーにポイントがたまっていくようになっています。ユーザのアクション履歴をポイントとして可視化しているのです。ポイントがたまるとレベルが上がり、レベルが上がるとサイトで色々なことができるようになります。
このようにしてリピータを増やす手法はアメリカなどのサイトではよく目にします。ポイントのことをカルマと呼んでいる場合もあります。日本のサイトでも裏側では同じようなことをしているケースもあるのでしょうけれど、こういったポイントを明示しているサイトはあまりないと思います。文化の違いでしょうか。
アクションの種類によっては、ポイントがたまるだけでなく、ユーザに”disk jockey”や”groupie”といったマークがつきます。それを見れば、その人がそのサイトでどのようなことをしてきたかが分かるようになっています。
ミュージシャンは、自分の曲が多く聴かれることでポイントがたまっていき、レベルが上がるとアップロードできる曲が多くなります。
ミュージシャンへの評価
ポイントがたまるとリスナーは色々なことができます。このサイトで一番大きな役割を持っているのはbumpという操作です。これは自分が気に入った曲に投票をすることで、それによって曲をランキング上位に押し出すことができます。
その曲をbumpした人がまだ少ない時は、bumpするのにたくさんのポイントが必要です。しかし、bumpした曲が、その後で他のユーザにたくさんbumpされれば、先にbumpした人はポイントを獲得することができます。
これは現実に即したうまい仕組みだと思います。というのは、新しい良い曲を発掘したリスナーが評価されると同時に、情報の固定化を防げるからです。
Webサイトにランキングはつきものですが、どうしてもたくさんの人の目に触れる上位が固定化しがちです。そのため多くのサイトでは、古い情報は消えていくようにしています。これをユーザの行動によって回避できるというのは面白いです。ミュージシャン側でも新規参入のモチベーションになりますね。
リスナー同士の評判
リスナーは気に入った曲を集めてプレイリストにすることができますが、他のリスナーがこれを再生すると、プレイリスト作者にポイントが入ります。ユーザが他のリスナーにあえて点数をつける必要がないのがうまいと思います。
リスナーは気に入ったリスナーがいれば購読することができます。自分のホーム画面では、購読したリスナーが何を聴いているかを一覧表示できます。
レベルの高いリスナーは、Leaderというページにランキング表示されますので、この辺りから探すと良いのでしょう。
自分の趣味に合うリスナーを探す仕組みがもう少しあればもっと楽しくなると思うのですが。
まとめ
まとまりなく要素を挙げてきましたが、ミュージシャンへの評価とリスナーの評価が結びついているところがうまいと思いました。

株式会社マリーチで企画、開発を担当する道須のブログです。