先週後半から39度の熱を出して、今週前半まで寝ていました。皆様体調にはお気をつけください。
最近アメリカでは企業向けのミニブログ(マイクロブログ)がちょっとした脚光を浴びています。今年のTechCrunch50というイベントでは、Yammerというネットサービスが最優秀に選ばれました。その後、対抗馬としてPresent.lyやQikcomといったサービスも現れました。企業向けミニブログというアイデアは昨年からあちこちで言われていたようで、そのための自社製システムを使っていた会社もあるようですが、それが今年一斉に動き出したという感じです。
使い方ですが、基本的には、Twitterと同様に、その時自分がしていることをメモのように書きます。社内のメンバーが皆そのようにすれば、自分の周囲の範囲の人たちが今何をしているかという情報も次々に入ってきます。コメントしたいことがあれば返信することもできます。
企業内で使うための一番重要な機能がグループ機能です。メンバーはミニブログ内で複数のグループに所属します。重要な情報は特定の閉じたグルーブの参加者にしか読めないようなメッセージとして書くことができます。メンバーがグループに分散することで、自分の職務に関係の薄い情報が溢れることもなくなります。
弊社でもYammer、それからPresent.lyを試してみました。それぞれの使用感についてレポートします。
Present.ly
SSLでアクセスするためには有料コースを使う必要があります。ただし60日の無料試用期間があります。
画面はシンプルでとても見やすいデザインです。携帯からのアクセスにも対応しており、iPhoneでもきれいに見ることができました。
ダイレクトメッセージの送信、グループの設定、メッセージのタグづけ、ファイルの添付を行うことができます。
グループ向けメッセージの入力などはメッセージ先頭にコマンドを書くことで行います。この方法はプログラマーなどの技術者向けかもしれません。
Twitter互換のAPIを用意しているそうです。
多言語対応について少々問題があるのが残念です。まずタグは日本語が使えません。それから、一つの投稿あたり140文字まで入るはずですが、日本語では50文字を超えたあたりでエラーになります。おそらく140バイトでチェックしているのではないでしょうか。
Yammer
こちらは一部の管理機能が有料ですが、それを使わない場合は無料です。
グループの設定、タグといった機能があります。ファイルの添付はできません。コマンドを憶える必要がほとんどないので、プログラマー以外でも使いやすいと思います。
iPhoneアプリケーション、デスクトップアプリケーションが用意されています。iPhoneアプリはあまり洗練されたものではありませんが、何度かアップデートがあって使いやすくなってきています。
一つのメッセージはかなり長い文字数で投稿することができます。デフォルト設定では、日本語を入力しようとすると変換を確定した時に投稿されてしまいますが、Settting -> Appearanceに、Enterキーで投稿しない設定にチェックをすれば、日本語も問題なく使えます。タグに日本語を使うことも可能です。
しばらく使ってみて
Present.lyは日本語の扱いに問題があったので、弊社ではYammerを使い続けています。
今までメールというチャンネルからはこぼれ落ちていたような情報を拾い上げ、共有するのに役に立っていると感じています。上司に提出するための日報の代わりに、自主的に活動を記録するものとして使うこともできるでしょうね。ただ、メールの代わりになるものではなく、共存するものだと思います。
メール以外にはSkypeやIMを使ったコミュニケーションもありますが、ミニブログはそれらのような完全なリアルタイムコミュニケーションではありません。非同期に各メンバーが自分の仕事上の関心事を書き込むというスタイルで、また仕事上関心がある相手やグループの発言だけを読むことができるので、あまり個人の負荷にならないのではないかと思います。また、コミュニケーションが個人間に閉じてしまわないのも特徴だと思います。このあたりは、弊社のメンバーが数人しかいないので、規模が大きい組織で使った時にどうなるかは分かりませんが。