トップページ > 製品紹介 >  ミッツOh!

製品紹介

ミッツOh!

制作年 2014年
技術
プランニング
システム開発
ディレクション
CMS
コーディング
デザイン

概要

 

願いの数は、笑顔の数です。

2013年4月、ショートステイ利用者数は約122万5千人となりました。
そして2014年。その利用者数がますます増加していく中で、ショートステイに対する利用者の視線も厳しさを増してきています。
それは介護利用者として新たに加わり始めた、権利をしっかりと主張する世代が、それぞれの視点で事業所の「質」を見ているからです。もう従来の請求ソフトを使った管理運用システムだけでは、これからの時代に求められる事業所運営が困難になります。
「ミッツOh!」はこの変化に対応するため、事業所経営者の考案をもとに開発された、ショートステイ事業支援ツールです。
※厚生労働省大臣官房統計情報部「平成24年度介護給付費実態調査の概況」より。

制作ストーリー

マリーチが株式会社山陽グローバルパートナーズ(山口県)の藤井貴行代表取締役からご相談をいただいたのは、2014年1月頃のこと。
それは、ショートステイ事業「ウィンクルみつお」で利用しているExcelマクロを使った自社開発システムを、タブレットでも使えるようにバージョンアップしたいとのお話でした。

藤井社長は常日頃から、様々な工夫によってスタッフの負担を軽減する組織づくりを心がけているそうです。このExcelシステムも、書類作成や問い合わせ対応の手間をなくすために、少しずつ改善されてきたものでした。
とは言うものの、Excelの限界として、ファイルコピーの不便さや、外部からのアクセスが難しいといった問題点があることも事実。そのためマリーチでは、現場の知恵をなるべくそのまま残しながら、より便利に、より安心して使えるシステムにしたいと考えました。

当初はアプリ化の可能性もありましたが、お話をしていく中で、事務員、介護スタッフ、管理者・経営者がそれぞれインターネットを使って接続できるウェブベースのシステムとすること、パソコンとタブレットに両対応したレスポンシブデザインの画面を採用することが決定されました。
また、山陽グローバルパートナーズとマリーチが協力して他法人にもシステム提供していくことも決まりました。この時つけられた「ミッツOh!」とは、利用者やご家族、介護スタッフ、事業経営者の三者に喜びとインパクトを与えたいという想いから名づけられた名前です。

開発に先立って、マリーチの開発メンバーは山口に飛び、ウィンクルみつおを訪問します。そこではスタッフの方たちが実際にExcelシステムを使っていきいきと業務に励んでいる様子を見学することができました。現場で活躍するスタッフの皆さんとの交流が、後に続く開発工程の大きなモチベーションとなったことは言うまでもありません。

実際のシステム開発期間は約3ヶ月。
開発に入ってからも、ウィンクルみつおでExcelを担当していた事務スタッフの方と連絡を取り、細かな調整を行いながらの作業となりました。
月別予約カレンダーの表示や、印刷フォーマットの調整は、毎日利用するだけに神経を使う部分です。
そして、実際のデータを投入しながらの稼働テストでは、速度的な問題点が浮き彫りになり、精力的に改善を行いました。
旧システムとの併用期間を経て、ミッツOh!は2014年8月にいよいよ本稼働しました。

それ以来現在まで、ウィンクルみつおではミッツOh!を利用しない日はなく、ショートステイ利用者の方と暖かく向き合う事業所スタッフさんたちの力になっています。
また、藤井社長は頻繁にタブレットからカレンダーにアクセスし、表示される数値で稼働状況をチェックしているとのことです。

制作費用のお問い合わせ、案件のご相談はこちらのフォームからご連絡ください